アーセナル、13回目の制覇!【16-17FAカップ決勝レビュー】

プレミアリーグ

試合結果

2017/05/27 FAカップ決勝
アーセナル 2-1 チェルシー
4分 サンチェス
77分 ジエゴ・コスタ
79分 ラムジー

スターティングメンバー

FAカップ決勝

CBの主力3人が不在のアーセナルは、メルテザッカーが今季初スタメン。左WBにはチェンバレンを起用する。GKには、チェフではなく、オスピナを起用。
チェルシーは、今季ほとんどの試合で採用したお馴染みの11人を起用。

試合経過

序盤、アーセナルがアグレッシブなプレーで、ボールを保持して試合を進める。

3分、ラムジーがPA左でモンレアルからボールを受けると、PA手前中央のサンチェスにボールを預ける。サンチェスがDFの裏に走りこむラムジーに浮き球を送るも、これはダヴィド・ルイスにヘディングで弾かれるが、そのボールをサンチェスが胸トラップして抜け出し、ゴールに流し込む。アーセナル先制! 

アーセナルは、エジルサンチェスラムジーが流動的に動き、ジャカが低めからボールを散らし、ボールを保持して追加点を狙う。

15分、サンチェスが中央でボールを持つと、右サイドで走りこんだエジルへスルーパス。クルトゥワが出てきたところで打ったシュートがゴールに向かうも、ケーヒルがギリギリのところで蹴りだし、ゴールならず。

18分、右コーナーキックでエジルがやわらかいボールを上げると、ウェルベックが合わせたボールはポストへ。さらにラムジーが詰めるもわずかにゴールを外れる。

リードしているアーセナルが試合を優位に進める。チェルシーの攻撃時も守備ブロックを形成し、チャンスを作らせない。

27分、ペドロがセンターサークル付近から前線にロングパスを送ると、ジエゴ・コスタホールディングと競りながらボールに合わせる。これはオスピナが前に出て、シュートをブロック。

29分、カウンターからサンチェスが左に流れるウェルベックにボールを渡す。ウェルベックは中央にいたベジェリンにボールを渡すと、ベジェリンがダイレクトでDFの裏へパス。走りこんだウェルベックが左ポスト付近からシュートを狙うも、これは惜しくもゴールならず。

前半終盤、チェルシーが押し込み、アーセナルがカウンターを狙う展開になるも、得点は入らず。

アーセナルがリードして、前半を折り返す。

後半開始、1点を追うチェルシーがアグレッシブなプレーでゴールに迫る。

54分、カウンターでサンチェスから右サイドを走り抜けるベジェリンにパスが出ると、PAに進入したベジェリンが中央に折り返す。これはクルトゥワに読まれ、セーブされる。

58分、モーゼスが右から中に切り込み、中央にいたペドロにパス。ペドロがPA外からミドルシュートを打つも、これはゴールを外れる。

60分、マティッチに代えて、セスクを投入。

67分、モーゼスが右サイドから中に切り込みPA内で倒れるも、これはシミュレーションとなり、2枚目のイエローカードで退場!チェルシーは10人となる。

71分、ペドロに代えて、ウィリアンを投入。

76分、ウィリアンがPA外からGK前に浮き球を送ると、ジエゴ・コスタが胸トラップして強引にシュート。これがオスピナの手をかすめて、ゴールに吸い込まれる。チェルシー同点!

77分、ウェルベックに代えて、ジルーを投入。

78分、再開直後のプレー、サンチェスがPA左裏にボールを出すと、ジルーが走りこんで反転しながらダイレクトで中にボールを折り返す。そこに走りこんだラムジーがドンピシャで合わせて、アーセナル勝ち越し!

83分、ベジェリンがセンターラインからドリブルで抜け出すと、PAに進入してDF2人の間をかいくぐりシュート。これはわずかにゴール左に外れる。

85分、ジエゴ・コスタが胸トラップからシュートするも、これはオスピナが弾いてゴールを守る。

86分、カウンターでジルーから右でフリーのエジルにパスが出ると、PA内で切り返してDFをかわしたエジルのシュートは、右ポストに当たり、惜しくもゴールならず。

87分、ジエゴ・コスタに代えて、バチュアイを投入。

10人のチェルシーをうまくいなして、ゴール前に何度も迫るアーセナル

そのまま試合終了し、アーセナル通算13度目のFAカップ制覇!!

アグレッシブさと集中力を全員が90分保ち続けたアーセナル

序盤から全員がアグレッシブなプレーを見せ、球際を激しく寄せ、何度もスプリントを重ねたアーセナルの選手たち。誰一人として低調なパフォーマンスを見せることなく、全員で勝ち取った文句なしの優勝である。

今季初スタメンの主将・メルテザッカーがチェルシーの攻撃をことごとく跳ね返した

主力CBが相次いで離脱する中、チェルシーの前線のスピードにメルテザッカーがついていけないことが予想された。しかし、早い時間に先制したのも味方し、どっしりと構えて、ヘディングではことごとくボールを跳ね返し、リーチの長さと的確な読みでボールをかきだしチェルシーの攻撃を封じ込めた。過去に数回しか3バックでプレーしたことがないとは思えない、MOM級の活躍を見せた。
モンレアルも若いホールディングも最後まで集中力を切らさず、アザールペドロの高速ドリブルを最後の最後で食い止め、ジエゴ・コスタも自由にさせず、1点のみで抑えた。

躍動したエジル、サンチェス、ラムジー、ベジェリン

3バック採用後、エジルサンチェスを2列目に並べて自由を与えることで攻撃力が復活したアーセナル。ボランチのラムジーは持ち味の前線への飛び出しを幾度となく見せ、チェルシーの守備をかき回した。シーズン後半に低調が続いたベジェリンであったが、抜群の運動量とスピードで、何度もPAまで駆け上がり、チェルシーの守備陣に脅威を与え続けた。
サンチェスはいつも通り、どこへでも顔を出し、チャンスを作り、チャンスに絡み続けた。勝利への執念と決定力はさすがとしか言いようがない。
そしてエジルも、天才的なボールタッチと意表を突くパスで何度もチャンスに絡みつつ、ハードワークでディフェンスでも貢献し、カウンターで何度も走り抜けた。これだけ上手い選手がこれだけ走れば、もう誰も止められないだろう。

ヴェンゲルの去就は5/31頃に発表される

CLではバイエルン相手に衝撃的な惨敗を喫し、プレミアでは5位に終わり、19年続いたCL出場権を逃した今季のアーセナル。間違いなく過去の最悪のシーズンとなり、“WENGER OUT”の声が日に日に大きくなり、サンチェスエジルの流出の可能性が何度も報道された。

FAカップのタイトルはとても重要なものであるが、これにより今シーズンの失態がすべて帳消しになることは決してないだろう。来季にCLに出場できないことも変わることはない。

しかし、この決勝で見せたアーセナルの選手たちの気合の入った最高のパフォーマンスは、アーセナルというクラブがタイトルを争えることを示し、すぐにヨーロッパのトップレベルに戻る決意を体現したと言っていいだろう。

ヴェンゲルの去就も、サンチェスエジルの去就もまだ何も決まってはいない。FAカップを取ったとはいえ、全員去ってしまう可能性だってまだある。

それでも、この赤いユニフォームを纏った選手たちが勝利への渇望を失わずに戦い続ける限り、グーナーたちは”アーセナル”というクラブを応援し続けるはずである。

Come On You Gunners!!

 

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