かろうじてドローの多摩川クラシコ!川崎F 対 FC東京 レビュー【2017J1第20節】

Jリーグ

試合結果

2017/08/05 J1 第20節
川崎F 1-1 FC東京
49分 中島
88分 谷口

スターティングメンバー

川崎F対FC東京

試合経過

いつも通り、フロンターレがボールを支配する展開であるが、決定機はなかなか作れず。

27分、FC東京中島がサイドを変えるロングパスを裏に出し、室屋が抜け出して追いつくと、ダイレクトで中に折り返したボールにウタカが合わせる。これは惜しくもゴール右に外れる。

徐々にFC東京中島を起点にボールを前線に運べるようになり、室屋が高いポジションを取って攻撃に絡む。

44分、大島の裏への浮き球で抜け出した小林がPA内でマイナスに折り返すと、阿部が合わせたボールは左ポストに当たりゴールならず。

両チームともに決定機を1度ずつ迎えたが決めきれず、スコアレスで前半を折り返す。

49分、太田が右足でクロスをあげると、中央でフリーになった中島がヘディングで合わせてゴール。FC東京、先制!

56分、左に開いてボールを受けたウタカからのスルーパスに中島がダイレクトで合わせようとするも、これは登里がクリア。

66分、登里のシュートをGKが弾くと、阿部がヘディングで押し込もうとするも、これはゴール右に外れる。

70分、車屋からパスを受けた大島のミドルシュートはわずかにゴール左に外れる。

71分 川崎F OUT:憲剛 IN:森谷

75分 FC東京 OUT:中島 IN:大久保
77分 川崎F OUT:登里 IN:森本

81分 川崎F OUT:阿部 IN:長谷川
82分 FC東京 OUT:ウタカ IN:永井

88分 左コーナーキックから谷口が合わせてゴール。フロンターレ同点!

91分 FC東京 OUT:米本 IN:

92分、FC東京はファールからのリスタートで素早く裏にロングボールを出すと、永井が抜け出し、折り返しに合わせた大久保のシュートはバーの上を越えてゴールならず。

96分、カウンターで永井がドリブルでPA内に進入するも、ゴール前で谷口がなんとか防ぐ。

多摩川クラシコはドローで終わり、フロンターレはホームで2試合連続で勝利を逃す。

 またしても崩しきれないフロンターレ。スタメンに変化が必要か

中断期間でフォーメーションを3-3-2-2に変更したFC東京に対して、同じ11人を起用し続け、圧倒的なボール支配で攻略を目指すフロンターレ。戦術の成熟度の違いから、前半序盤はフロンターレがFC東京のDFの隙をついてシュートまで持ち込む場面が多く、先制点は時間の問題かと思われたが、25分ごろからFC東京が徐々にペースを掴みだし、前半はスコアレスで折り返した。

後半早々にFC東京が先制すると、守備を強めるFC東京を崩せないフロンターレ。ホームでの2試合連続敗戦がよぎる中、コーナーキックからなんとか同点。劇的な逆転を目指すものの、逆にカウンターで2回ピンチを招き、なんとかドローで試合を終える。

この試合も継続して同じスタメンを起用。崩しきれない中、セットプレイやカウンターでのピンチを招く展開は前節から全く変わっておらず。この試合は、いつも以上にミドルシュートの意識が高く、大島やネットのミドルシュートは意図的にいつも以上に狙ったように思えるが、ゴールには結びつかず。やはり、相手としてはフロンターレのやり方を研究してきており、それでも好調であれば崩しきれるはずのフロンターレであるが、阿部や憲剛やネットが好調とは言えず、それがそのまま結果に結びついてしまっている。さらに、効果的な交代策が無いという課題も影響しているだろう。

しかし、これまでお決まりの憲剛を家長に代えるパターンは採用せず、森谷や森本を投入したのは、鬼木監督の采配の変化なのかもしれない。実際に、森谷はバイタルエリアで動き続けてボールによく触り、長所である精度の高いキック力も見せていた。過密日程になることも踏まえると、ネットや憲剛に代えて、森谷をスタメンで起用してみてもよいかもしれない。また、阿部や登里に代えて長谷川を起用したり、3バックに変更してみたりしてもよいだろう。シーズンを通して勝ち点を重ねるには、より柔軟な采配が必要となるはずである

過密日程の8月において、このまま打開策を見いだせず勝ち点を落とし続けるのか、新たな采配を見せて好調を取り戻すのか、今シーズンを左右する大事なポイントとなりそうである。

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