完勝だが悔やまれる1失点!川崎F 対 浦和 現地観戦レビュー【2017ACL 準々決勝1stleg】

Jリーグ

試合結果

2017/08/23 ACL 準々決勝 1stleg
川崎F 3-1 浦和
33分 小林
50分 エウシーニョ
76分 武藤
85分 小林

スターティングメンバー

川崎F対札幌

【前半】いつも通りボールを回して揺さぶるフロンターレに対して、引いて守るレッズ

ACL浦和戦

序盤からホームのフロンターレがボールを支配する。ホーム&アウェイの戦いとなるため、アウェイのレッズとしては引いて守りを固めつつ、カウンターやセットプレイでアウェイゴールを奪う作戦。好調のフロンターレは、引いた相手に対しても、中央とサイドでパスを回し続けて相手を揺さぶり、穴ができたところで一気に縦パスなどでスピードを上げてシュートまで運ぶ。レッズにボールを奪われても、素早いプレスで自由にボールをつながせず、カウンターの場面でもDF陣が体を張ってボールを奪い返す。

すると33分、PA左で憲剛が家長にパスを出すも距離感が合わず、しかし切り替えた憲剛はボールを大きく出しDFを交わしてゴールラインぎりぎりまで進入すると、マイナスに折り返したボールを待っていた小林がダイレクトで合わせて、ゴールネットを揺らす。フロンターレが先制に成功する。そのまま、フロンターレが圧倒して、1点をリードして前半を折り返す。

【後半】リードを広げたいフロンターレとアウェイゴールを狙うレッズ

流れを変えたいレッズは、後半開始から李に代えて武藤を投入。しかし、後半になってもフロンターレが優勢に試合を運ぶ。すると50分、DFの間でうまく前向きにポジションをとった小林にネットが速いボールを通すと、小林がそのまま左足で強烈なシュート。GK西川がこれを弾くも、こぼれ球をエウシーニョがジャンピングボレーで押し込み、フロンターレが追加点を挙げる

2点差となったことで、アウェイのレッズが攻勢に出る。フロンターレは押し込まれる時間が続くが、運動量を落とさず、体を張ってボールを跳ね返しつつ、逆にカウンターで3点目を狙う。フロンターレは登里を投入して運動量を増やしてバランスを取ろうとし、レッズはラファエル・シルバを投入して前線をよりフレッシュにする。なかなか崩しきれないレッズであったが、一瞬のスキを突き、青木がDFの裏にボールを出すと武藤がDFラインをギリギリで抜け出し、ソンリョンと1対1で股を抜いてゴールネットを揺らす。レッズが貴重なアウェイゴールを奪う

アウェイゴールを奪われたことでアドバンテージがあまり無くなったフロンターレは追加点を狙うものの、途中から入った登里が負傷して、わずか10数分の出場でベンチに退く苦しい展開。レッズはアウェイゴールを奪っての1点差は許容範囲内の結果であり、再び守備に意識を置く。しかし、この苦しい時間帯でフロンターレを救ったのは、急激にフィットしつつある家長とキャプテン・小林。80分、家長がPA左で一気にスピードを上げてドリブルし遠藤を振り切ると、ファーに上げたクロスを待っていた小林がドンピシャでヘディングで合わせて、フロンターレが追加点を奪う。そのまま激しい競り合いが続くものの得点は生まれず、第1戦はフロンターレが3-1で勝利を飾る

ACL浦和戦

ほぼ完璧な試合展開ながらも、悔やまれる1失点

チームにフィットしてゴールにつながる仕事をしつつある家長をこの試合でもスタメン起用。過密日程と高温多湿の厳しい試合環境の中、気持ちのこもったプレーで最後まで運動量を落とさなかったフロンターレの選手たち。いつも通り攻守に貢献して走り回った阿部はもちろんのこと、家長も最後まで運動量を落とさず、ロスタイムになっても全力でプレスをかけて浦和の反撃を抑えた。もはや家長はチームにとって欠かせない存在になりつつあるかもしれない。

前半に先制し、後半開始早々に追加点を挙げ、内容的にも完璧な展開で試合を進めたフロンターレ。試合を通じてレッズのシュートを3本に抑えたものの、一瞬のスキを突かれてアウェイゴールを奪われたのは後悔が残るだろう。しかし、そのまま終わらず3点目を奪って試合を終えたのは、2ndlegに向けてプラスの要素。2ndlegはレッズのホームとはいえ、フロンターレが完全に押し込まれることは考えにくく、逆にカウンターで得点を奪う可能性もあるだろう。2ndlegはさらに激しい試合になることが予想されるが、自信を持って自分たちのスタイルを貫けば、ベスト4進出は手の届くところにあるはずである。フロンターレの初のACLベスト4進出を期待したい。

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