アウェイで完敗!サウジアラビア 対 日本 レビュー【W杯アジア最終予選2017】

日本代表

試合結果

2017/09/05 ワールドカップアジア最終予選
サウジアラビア 1-0 日本
63分 ファハド

スターティングメンバー

サウジアラビア対日本

試合経過

序盤、日本は前からプレスをかけて、サウジアラビアに自由に攻撃させず。

20分頃から日本は引いてブロックを敷いて、サウジアラビアにボールを持たせるがチャンスは作らせない。

42分、日本は中盤でボールを奪われて、ショートカウンターでシュートまで持ち込まれる。際どいシュートはバーの上を越える。

スコアレスで前半を折り返す。

後半開始。
日本 OUT:本田 IN:浅野

54分、日本のコーナーキックからのカウンターでサウジアラビア長友との競り合いに勝って抜け出すと、シュートは川島が残した足で弾いて、スーパーセーブ。

63分、サウジアラビアはバイタルエリアの狭いところでボールをつなぐと、PA右に開いたファハドにボールがわたり、思い切った強烈なシュートがゴールネットに突き刺さる。サウジアラビア先制!

66分 日本 OUT:岡崎 IN:杉本

サウジアラビアがうまくボールをキープし、日本の攻撃を許さない。

79分 日本 OUT:柴崎 IN:久保
4-4-2に変更し、杉本久保の2トップとする。

前線でボールをキープできない日本は攻撃が単調となり、逆にサウジアラビアにボールを持たれる。

そのまま試合終了し、サウジアラビアの勝利。

ほぼ何もできなかった日本

オーストラリア戦から変えて、岡崎本田原口柴崎をスタメンに起用した日本。長谷部不在のため、アンカーには山口が入る。序盤から積極的にプレスをかける日本は、オーストラリア戦と同じく、守備を基本としながら縦に早い攻撃を仕掛ける狙い。しかし、灼熱の大アウェイの中で、アグレッシブな守備を続けることは難しく、20分頃からブロックを敷いて守る狙いに変更。日本は攻撃時に本田がキープしてタメを作りつつ、井手口や柴崎がそこに絡んでチャンスを作ろうとするも、連動性は今一つでチャンスにつながらない。両チームともに得点は生まれず、スコアレスで前半を折り返す。

後半開始時、日本は本田に代えて浅野を投入し、運動量とスピードをプラスする。しかし、ホームかつワールドカップ出場権獲得のために勝利したいサウジアラビアが勢いを強める。日本はブロックを敷きながらも、浅野のスピードを活かした縦に早い攻撃を仕掛ける意図だが、チャンスは作れず。すると63分、サウジアラビアの選手たちが流動的な動きでうまくバイタルエリアを崩して最後は強烈なシュートを突き刺し、先制。日本は岡崎に代えて杉本を投入するも、そもそも前線にボールを運べず。さらに久保も投入したものの、逆にサウジアラビアにうまくボールを持たれて、有効な攻撃はほとんどできずに、サウジアラビアが勝利を収めた。

大迫と長谷部への依存度を改めて露出

大迫長谷部が不在の中で臨んだこの試合大迫はワントップのポジションで絶対的な存在になりつつある一方、同じレベルで務められる存在がいないのが現状の課題。この試合では岡崎をスタメン起用したものの、やはりそもそもタイプが違うため、運動量が多く前からのプレスやゴール前での嗅覚という点では特徴が出せるものの、大迫のようにポストプレーでは能力を発揮できない。途中から入った杉本も、そもそもボールが前線に来ない状態ではあったものの、大迫ほどタメを作ることはできない。オーストラリア戦のような内容が日本代表の目指す形なのであれば、縦に早い攻撃を仕掛ける中で、大迫が体を張ってワイドの選手やIHの選手にボールをつなぐことが必須となるだろう大迫と同じ役割をできる選手がいないのであれば、フォーメーション含め、別の戦い方を確立する必要があるはずである

キャプテンシーという面では絶対的なものがある長谷部ではあるものの、プレー面では衰えを感じずにはいられない。山口が中盤でポジションを確立し、井手口も台頭してきた中で、長谷部への依存度は下がったかのように思えるかもしれない。しかし、試合の流れを読んでチーム全体を統率する役割に関しては、代わりを務められる選手がいないのが現状だろう。かつては遠藤、そして長谷部のように、ボランチの選手が試合の流れを読んで、組み立てのペースをコントロールできるチームがより完成度の高いチームと言える。このまま長谷部に頼り続けるのか、他の選手が残り期間で経験を積んで成長するのか、もしくは新たな選手が台頭するのか、非常に重要な課題である。

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