伝説になる等々力劇場!川崎F 対 仙台 レビュー【2017J1第29節】

Jリーグ

試合結果

2017/10/14 J1 第29節
川崎F 3-2 仙台
48分 野津田
59分 石原
82分 エウシーニョ
84分 小林
87分 小林

スターティングメンバー

川崎F対仙台 リーグ

試合経過

仙台が積極的にプレーしペースを掴む。フロンターレの選手たちは疲労が目立ち、いつものようなボール回しができない。

41分、家長が2枚目のイエローカードで退場。フロンターレは10人に。

48分、PA左からの折り返しに野津田が詰めて、ゴールネットを揺らす。仙台先制!

仙台のリードで前半を折り返す。

後半開始 川崎F OUT:ネット IN:長谷川
憲剛がアンカーの位置に入り、その前に長谷川と森谷が並び、前線に小林と三好の布陣とする。

54分 仙台 OUT:古林 IN:蜂須賀

59分、右サイドからのクロスに中央で石原がヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。仙台追加点!

70分 川崎F OUT:森谷 IN:ハイネル
75分 川崎F OUT:三好 IN:知念

82分、右サイドでボールを受けたエウシーニョがカットインすると、左足のシュートはゴール左上に突き刺さる。フロンターレが1点返す。

83分 仙台 OUT:西村 IN:リスラン

84分、左サイドからのパスをハイネルがスルーすると、PA右手前でボールを受けた小林がDFを外して打った左足のシュートがゴール左隅に突き刺さる。フロンターレ同点!

87分、ショートカウンターから、左サイドに開いてボールを受けた小林が左45度の位置から右足で巻いたシュートはDFに当たりコースが変わり、ゴール右に吸い込まれる。フロンターレ逆転!

89分 仙台 OUT:中野 IN:茂木

91分、茂木が左サイドからカットインして打ったシュートはバーに直撃。

終盤の大逆転でフロンターレが勝利。

またも立ち上がりに集中力を欠いたフロンターレ

ルヴァンカップでのHOME&AWAYに続き、3戦連続となった仙台戦。活躍した三好をそのまま継続してスタメン起用。日本代表から戻った車屋もスタメン。序盤から仙台がアグレッシブにプレー。フロンターレはネットのミスからボールを失う場面が目立ち、前線にボールを運べず。思い通りにいかない焦りからか家長がシミュレーションでイエローカード。そして41分、家長がファールで2枚目のイエローカードをもらい、前半でフロンターレは10人となる厳しい状況。すると前半ロスタイムに仙台が先制に成功。仙台がリードして前半を折り返す

後半開始、不安定なネットを下げて長谷川を投入。憲剛をアンカーとし、4-1-2-2のような布陣で反撃を狙う。仙台は数的優位を生かして、ペースを握り、追加点のチャンスを伺う。すると59分、石原がヘディングでゴールネットを揺らし、仙台が追加点を挙げる。2点差となったことで、仙台は無理して攻めずにボールを回して時間を稼ぐ作戦。フロンターレは絶体絶命の中、ハイネルと知念を投入し、キープ力と運動量で反撃を試みる。すると82分、この試合ほとんど攻めあがらなかったエウシーニョがPA右でボールを受けると、カットインして左足で打ったシュートが見事にゴール左上に突き刺さり、フロンターレが1人少ない中1点返す。残り10分を切っているものの、等々力の雰囲気は一気にフロンターレのものに。すると2分後の84分、左サイドで巧みにボールをつないで前線に運ぶと、小林が個人技でコースを作り強引に狙ったシュートが見事にゴール左隅に突き刺さり、フロンターレ同点!仙台が1人多いものの焦り始めると、87分、仙台のパスを長谷川がカットすると、ショートカウンターで左に開いた小林にボールを渡す。小林はDFのプレッシャーが甘いのを見逃さず、右足で放ったシュートはゴール右隅に吸い込まれる。フロンターレ逆転!ロスタイム、仙台の茂木のシュートがバーを直撃するピンチがあったものの、なんとか防ぎきり、フロンターレが歴史に残る逆転勝利を収めた

これぞキャプテン・小林悠!これぞ等々力劇場!

鹿島を勝ち点5差で追うフロンターレは、1つも落とせない状況。負傷者がいまだ戻らず、残りのメンバーも継続して出場する中で疲労が溜まっており、厳しい試合に。仙台も3戦目となりうまくフロンターレを攻略しだすと、家長の退場により一気に絶体絶命の事態に。2点リードされて万事休すと思われたものの、フロンターレの選手たちは決して諦めない。粘り強く反撃の機会を伺っていると、エウシーニョのゴールで等々力の雰囲気が一変。そして、キャプテン小林が意地の2発を決めて、一気に逆転。Jリーグ史上過去最大の逆転劇を演じて、リーグタイトルの望みをつなぐとともに、憲剛の400試合出場を勝利で飾った

今季は苦しい展開でも勝負強さを見せる試合があったものの、これほどまでに厳しい展開の試合は無く、タイトル獲得に向けて、強者にふさわしい勝負強さを発揮し始めているだろう。それを引っ張るのがバンディエラ・憲剛であり、そして新加入の阿部や家長であり、さらにキャプテンとして責任を負う小林である。また、控え選手も主力不在の中で存在感をアピールしつつあり、森谷、長谷川、三好、そしてここにきて、知念やハイネルが一定の結果を出している。次節は家長とネットが出場停止、エウシーニョも負傷で欠場の可能性があり、極めて苦しい状況。しかし、いまだ3冠を諦めないフロンターレは、憲剛と小林が中心となり、最後の最後まで戦い続けるだろう。

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