サウサンプトン対アーセナル レビュー【16-17FAカップ4回戦】
2017/01/28 FAカップ4回戦
サウサンプトン 0ー5 アーセナル
14分 ウェルベック
21分 ウェルベック
31分 ウォルコット
68分 ウォルコット
84分 ウォルコット
両チーム、メンバーを落として迎えた一戦。
アーセナルはボランチがラムジーとコクランしかいない中、
思い切ってチェンバレンとメイトランド=ナイルズをボランチとして起用。
また、トップ下にはアデレード。
メイトランド=ナイルズとアデレードはともに19歳。
一方、このところサウサンプトンの守備を支えている吉田麻也はベンチスタート。
前半、アーセナルはボールを保持して試合を優勢に進める。
すると14分、ナイルズの縦パスからペレスがすらして、ウェルベックが裏に抜け出し、落ち着いて浮かせて見事なゴール。アーセナル先制。
21分、チェンバレンのロングパスから、ウェルベックがDFとGKが取れないところにうまくトラップしてゴールに押し込む。2ー0。
さらに31分、ウェルベックがペレスとのワンツーで裏に抜けて、折り返しにウォルコットが詰めてゴール。
前半は終始アーセナルが押し込んで3ー0。
サウサンプトンもゴールに迫る場面が2、3回あったが、決められず。
逆にアーセナルは、枠内シュート3本をすべて決める決定力を見せた。
後半、やや落ち着くも、変わらずアーセナルペース。
サウサンプトンは3点を追いつかないといけないが、前からプレスには来ない。
すると68分、入ったばかりのサンチェスの折り返しからウォルコットがダイレクトで合わせて、この日2点目。
さらに84分、カウンターでサンチェスが裏に抜け出しキープしてタメを作り、最後はウォルコットが合わせてハットトリック。
87分、ヴェンゲルは余裕を持って自ら退席(笑)
苦手なサウサンプトンに苦戦が予想されるも、終わってみれば5ー0で快勝。
ベジェリンはすでに貫禄すらあり、積極的にオーバーラップして、攻撃でもかなり貢献。
CBは、コシェルニーがいなくても、
ムスタフィの心強い安定感のあるディフェンスでシャットアウト。
そしてなんといっても、ウェルベックとウォルコットの怪我からの復帰組2人。
ウェルベックは速いしうまくて、ジルーとは違った良さがあるから、
前線にバリエーションを持たせてくれる。
ウォルコットも、シーズン序盤の好調時の良いイメージを取り戻した感がある。
ウェルベックもウォルコットももともとセンターFWができるから、斜めに入ったりできて、攻撃に厚みが出る。
ジルーもイウォビもいるけれど、
ウェルベック、サンチェス、エジル、ウォルコットという前線は、スピードがあって流動的なプレーができそうで、是非試してもらいたい組み合わせ。
ジルーには、またスーパーサブで力を発揮してもらえばいいんじゃないか。
またチェンバレンは、サイドで出るとしょうもないミスとかするけど、今日は真ん中で落ち着いてて、いいプレーをしていた。
プレッシャーがある中でも同じプレーができれば、ボランチという選択肢もありかもしれない。
そしてスタメンに抜擢された19歳のメイトランド=ナイルズ。
期待の新星として名前は知ってたけど、プレーをちゃんと見たのは初めて。
落ち着いたプレーを見せ、中距離の浮かせたパスでピンポイントにサイドにつなげたりして、
とても良かったと思う。
見た目はエルネニーに近いのに、プレイはジャカ寄り、というイメージ。
格下相手に今後も試していったら、すごいおもしろいと思う。
もう1人の19歳のアデレードは、
そんなにボールタッチが多くなかったが、
テクニックがあってボールキープができるから、これからの伸びしろに期待。
ジャカ出場停止、ヴェンゲルベンチ入り禁止、4回戦なのにサウサンプトン、
という悪いムードの中、メンバーを落としての快勝は2月に向けて最高の結果。
ボランチ以外はかなり選手層が厚いので、
チェルシー戦やCL含め、連勝を重ねてアーセナルファンをワクワクさせてほしい!
♯ついにDAZNも契約してしまった。。
♯ただ、chromecastに未対応なのが想定外。
♯これで、スカパー!、スポナビライブ、DAZNの三刀流。