ブラックパンサー!!アーセナル 対 レンヌ レビュー【2018/19 EL ラウンド16 2ndleg】

CL・EL

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試合結果、スタメン、フォーメーション

試合結果

2019/03/14 ヨーロッパリーグ ラウンド16 2ndleg
アーセナル 3-0 レンヌ

5分 オーバメヤン
15分 ナイルズ
72分 オーバメヤン

2018/2019シーズン ヨーロッパリーグ ラウンド16 2ndleg アーセナル対レンヌ スタメンとフォーメーション

【アーセナル】基本:3-4-1-2 守備:3-4-1-2(5-2-3)
【レンヌ】基本:4-4-2 守備:4-4-2

 

1stlegはレンヌがホームで3-1で勝利を納めた。

アーセナルは、ラカゼットの出場停止が軽減されてこの試合に出場可能に。フォーメーションは直近のリーグ戦で機能した3-4-1-2を踏襲し、メンバーもGKがチェフ、出場停止のパパスタソプーロスに代わりムスタフィを起用したのみの変更。

対するレンヌは、フォーメーションは1stlegと同じ4-4-2で、1stlegを欠場していたニアントラオレがスタメン復帰。

1stlegの振り返りはこちら
状況を一変させた退場。レンヌ 対 アーセナル レビュー【2018/19 EL ラウンド16 1stleg】

試合経過と両チームの狙い

開始早々の2得点で一気に形勢逆転

 

試合は開始早々の4分、PA右からのラムジーの折返しにオーバメヤンがGKの前でうまく合わせて流し込み、アーセナルが早々に先制!!

さらに14分、今度はPA左からオーバメヤンのクロスに大外から走り込んだナイルズがヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。アーセナルが追加点。これで2戦合計3-3かつ、アウェイゴールの差でアーセナルが有利に

アーセナルの攻撃とレンヌの守備

早々に2点ビハインドとなったレンヌは右SHサールが前に出て4-3-3気味でアーセナルの3バックに対してプレスをかけるようになり、アーセナルはショートパスでの前進が困難になる。GKがレノではなくチェフであったため、GKに戻してからの組み立て直しも行わず、前掛かりの相手の裏を活かして前線にロングボールを蹴るシーンを増やしていった。

アーセナルの攻撃

  • 【定位置攻撃】 前線にロングボール
  • 【ポジトラ(ボール奪取時)】 早めに前線に縦パス

レンヌの守備

  • 【守備ブロック】 4-3-3 左右のCBにプレスをかけるために右SHサールが前に 

 

レンヌの攻撃とアーセナルの守備

レンヌの攻撃は、1stlegと同様にベン・アルファが低めに下りたりサイドに寄ったりして流動的に動いてボールに多く関わりつつ、右サイドのトラオレサールニアンを中心に前進していく。また、右サイドで詰まったときには左サイドに大きくサイドチェンジし、空いたスペースでブリジョーが仕掛ける。

また、前線のニアンの強さ・高さを活かして早めにロングボールを入れるシーンも。

レンヌの攻撃

  • 【定位置攻撃】 ベン・アルファが流動的にプレー。右SH・右SBが高めにポジショニング
  • 【ポジトラ(ボール奪取時)】 FWニアンへのロングボール

アーセナルの守備

  • 【守備ブロック】 3-4-1-2 エジルがボールサイドのボランチをケア

 

レンヌが前から強めにプレスをかけるようになったことでアーセナルの後方でのボール保持に余裕が無くなるものの、前線へのロングボールからセカンドボールを回収してそのままゴール前まで一気に攻め込むシーンを作っていく。

レンヌがボール保持した際には、ゴール前まで前進してもファイナルサードを攻略できずに決定機は作れず。

アーセナルが開始早々の2得点を活かして落ち着いて進め、2-0でリードして前半を折り返した。

前半のスタッツ

前半のスタッツ(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:SofaScore.com

アーセナル2度のビッグチャンスをいずれも活かして前半のうちに2得点。シュート5本のみであったものの、すべてPA内から。前進した際に攻めきることがうまくできていた。

対するレンヌシュート3本のみに終わり、シュートいずれもPA外から。アグレッシブに前からプレスをかける形を活かしきれず。

アーセナルの冷静な試合運び

 

後半になってもアグレッシブなレンヌに対して、速攻やカウンターで冷静に追加点を狙うアーセナルレンヌ前線へのロングボールを徐々に増やしていくものの、ゴール前でアーセナルのDFラインを崩しきれず。

70分:【アーセナル】エジル、ラカゼット → イウォビ、ムヒタリアン

【アーセナル】基本:5-4-1 守備:5-4-1
【レンヌ】基本:4-4-2 守備:4-4-2

 

アーセナルは直近のユナイテッド戦と同じく、リードしてる終盤にサイドプレイヤーを投入して5-4-1に変更。守備を安定させるとともに、カウンター時にも少ない人数でゴール前まで迫ることができる布陣に。

すると直後の71分、左サイドを上ったコラシナツからゴール前への鋭いグラウンダーのクロスにファーでオーバメヤンが合わせて、アーセナルが3得点目。

3点ビハインドとなったレンヌであるものの、合計スコアでは1点奪えば追いつける状況。

しかしアーセナルが冷静に守り続けレンヌにチャンスを作らせずにいると、逆に80分過ぎにオーバメヤンが2度の決定機を迎える。いずれも決めきれずに追加点は奪えなかったものの、そのままアーセナルが逃げ切って逆転でラウンド16突破を果たした。

後半のスタッツ

後半のスタッツ(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:SofaScore.com

ビハインドのレンヌがより攻撃的にプレーしたものの、シュート8本のうち枠内シュート1本のみビッグチャンス0。最後までアーセナルのDFラインを崩し切ることはできなかった。

 

【PickUpData】レンヌのシュートは7本ブロック、オフサイド10回

試合の流れ

 

 

開始15分で2得点を奪って合計スコアで逆転したアーセナル。その後も冷静に試合を進めて追加点を奪いつつ、レンヌの攻撃を抑えきった。

マッチスタッツ(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:SofaScore.com

アーセナルビッグチャンス5回作り、枠内シュート4本のみであったものの3得点。また、シュート12本中11本をPA内で打ち、前掛かりになるレンヌをうまく突いてゴール前まで突破するシーンを重ねていった。

また、アーセナルは守備でもレンヌからオフサイド10回取り、押し込まれずに冷静に最終ラインで対処した。

平均ポジション(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:whoscored.com

レンヌの右サイドSHサール(7)が最前線に位置するほど攻守において高い位置を取り続け、両SB(27,15)も敵陣内に入るほど積極的に高い位置を取った。

平均ポジション(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:whoscored.com 平均ポジション(左:アーセナル、右:レンヌ)
引用:whoscored.com

右サイドのサールトラオレを活かして攻め込もうとしたレンヌであるが、深くまで前進したもののPA内にはほとんど入れず。

ゴール期待値、パスマップ

【ゴール期待値】
アーセナル3.32点
レンヌ0.66点

冷静に決定機を作って決めきったアーセナルほぼスコア通りゴール期待値となった。

【PickUpData】アーセナルのシュートはほぼすべてPA内中央から

両チームのシュートの詳細
(左:レンヌ、右:アーセナル)
引用:whoscored.com

レンヌシュート11本中5本をPA内で打ったものの、うち4本がブロックされて、ゴールまで飛んだのが1本のみ

逆にアーセナルシュート12本中11本をPA内かつ中央から打っている。

両チームのボールロスト
(赤:アーセナル、青:レンヌ)
引用:whoscored.com

レンヌは攻撃的な選手を右サイドに揃えたものの、逆に自陣右サイド(円で囲った箇所)で7回もボールロストしており、そこからアーセナルの攻撃を許すことに。

また、レンヌが前からプレスをかけたものの、アーセナル自陣内でボールロスト(左半分の赤丸)したのは6回のみ

 

リーグ・ELともに最高の結果で乗り切る

リーグ戦のノースロンドンダービー、ユナイテッド戦、そしてELラウンド16のレンヌ戦を最高と言っていい結果で乗り切ったアーセナル。チームの雰囲気は最高の状態であると言える。

4/1のニューカッスル戦まで試合が無いアーセナルはドバイでキャンプを実施し、コンディションを回復させつつ、今後の試合に向けた良い準備を行うことができるだろう。

ELのラウンド8は強豪ナポリとの対戦が決定。難しい相手であることは間違いないが、ここを乗り越えればEL制覇が見えてくるだろう。

前節の振り返りはこちら
「No.9」の明暗と攻守に機能したエジルとラムジーの共存。アーセナル 対 マンチェスター・ユナイテッド レビュー【2018/19プレミア第30節】

1stlegの振り返りはこちら
状況を一変させた退場。レンヌ 対 アーセナル レビュー【2018/19 EL ラウンド16 1stleg】

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