ミドルズブラ対アーセナル レビュー【16-17プレミア33節】
2017/04/18 プレミア33節
ミドルズブラ 1ー2 アーセナル
42分 サンチェス
50分 ネグレド
70分 エジル
アーセナルは衝撃の3バック起用。サンチェスとエジルをジルーの下に並べる布陣。
急造のため組み立てに行き詰まることも多い。そんな中でも、右サイドのチェンバレンのドリブル突破からチャンスを数回作る。
ミドルズブラはカウンターとセットプレイでチャンスを見出そうとする。
41分、ジャカがPA手前中央でファールを受け、フリーキック獲得。このフリーキックをサンチェスが直接押し込んで、アーセナル先制!
そのままアーセナルリードで前半を折り返す。
49分、カウンターでダウニングが持ち込むと、右サイドから上げたクロスにネグレドが足の先で合わせて、ミドルズブラ同点!
60分、右サイドからのフリーキック。ダウニングが蹴ったボールをヘディングで中に折り返すと、これにアジャラが合わせるもチェフの正面でゴールならず。
徐々にオープンな展開となる。
62分、サンチェスからエジルにスルーパスが通り、キーパーと1対1になるも、これをGKが体で防いでゴールならず。
ミドルズブラはサイド攻撃とセットプレイで得点を狙う。
67分、ラミレスに代わり、アダマ・トラオレを投入。
70分、サンチェスの浮き球をPA内のラムジーが胸で落としてエジルがシュート。アーセナル勝ち越し!
78分、CBのデローンを下げて、高さのあるゲステデを投入。
88分、サンチェスとエジルを下げて、コクランとベジェリンを投入。
守備を固める。
90分以降、チェンバレンが二度のシュートチャンスを迎えるもゴールにはならず。
そのまま試合終了し、アーセナルが久しぶりの勝利。
久しぶりの勝利であるが、トップ4にはまだまだ厳しい状況が続く。
また、3バックが機能したとはいえず、いまだ安定感のある戦いを見せることができていない。
他の上位クラブが好調を見せている中で、今後の直接対決が不安でならない。
それにしても、3バックを採用した背景が気になる。
この試合のみの一時的なものだろうか。それとも、今後も継続だろうか。
このところのチーム全体の不調を踏まえての大きな変更だったのか、ウォルコットとベジェリンの不調な右サイドの変更のためか、もしくは来期への布石か。
はたまた、チェルシーの3バック変更後の快進撃を真似てみたのだろうか。
これまでフォーメーションやメンバーをあまり変更しないことが多かったヴェンゲルであるが、
ここにきての柔軟性はもはや不気味であるw
このあと、FAカップ・シティ戦、レスター、トッテナム、マンUという厳しすぎるスケジュールが続く中、
ヴェンゲルがどのような采配を見せ、チームがどのようなパフォーマンスを見せるか、見逃せない!
このまま低空飛行のままシーズン終了し、そのままヴェンゲル退任ということだけは避けてほしい。
いずれにせよ、ヴェンゲルの去就はもう発表したほうがプラスに働くのでは、と思って仕方がない。