レアル・マドリー対アトレティコ・マドリー レビュー【16-17CL準決勝 1stleg】
2017/05/02 チャンピオンズリーグ準決勝1stleg
レアル・マドリー 3ー0 アトレティコ・マドリー
10分 ロナウド
73分 ロナウド
86分 ロナウド
レアルはイスコをスタメンで起用。
7分、カルバハルがイスコとのパス交換でPA右から進入し、アウトサイドでシュート。GKが弾いたところでベンゼマが詰めるが、わずかにゴールを外れる。
10分、セットプレイの流れから、PA右にいたカゼミロが中に折り返すと、これにロナウドが合わせて、レアル先制!
15分、左コーナーキックからヴァランが合わせる。際どいコースに飛ぶも、オブラクが弾いてゴールならず。
レアルがボールを保持する時間が続く。
16分、一瞬の隙をついて、コケのスルーパスからガメイロが決定機を迎えるも、ナバスが前に出て、これを阻止する。
28分、ロナウドが左からクロスを入れると、中央にいたベンゼマがオーバーヘッドで合わせる。これはわずかにゴールを外れる。
レアルはパスをつないでボールを保持しながら追加点を狙うも、守りを固めるアトレティコを崩せない。
レアルがリードして、前半を折り返す。
後半開始、前半終了間際に負傷したカルバハルに代えて、ナチョを投入。
同点を狙うアトレティコがボールを保持する。
57分、ガメイロとサウールに代えて、フェルナンド・トーレスとガイタンを投入。ガイタンは右サイドに入り、コケがボランチに入る。
66分、イスコに代えて、アセンシオを投入。カラスコに代えて、コレアを投入。
レアルは中盤フラットな4-4-2に変更し、左にアセンシオ、右にモドリッチとする。
72分、左のマルセロが早いタイミングで中央にクロスを送ると、ベンゼマがキープしてDFを引きつける。右にいたロナウドへ渡すと、ロナウドは落ち着いてゴールへ流し込む。レアル追加点!
77分、ベンゼマに代えて、ルーカス・バスケスを投入。カゼミロをアンカーとして、4-1-4-1に変更して、守備を固める。
差を詰めたいアトレティコであるが、ボールをゴール前まで運べず。
86分、ルーカス・バスケスがPA右深くに進入しマイナスに折り返すと、カゼミロがスルーしてフリーのロナウドへ。落ち着いて流し込みハットトリック達成。レアル3点目!
そのまま試合終了し、レアルの完勝で1stlegを終える。
レアルは、試合展開に応じてフォーメーションを変更し、運動量があり献身的な選手たちをうまく使って、試合を安定させた。
ジダンのカリスマ性がスター選手たちをこんなにも規律でまとめるとは。
アトレティコは後半、ほとんど効果的な攻撃をすることができず、完全にレアルがゲームを支配する形となった。アトレティコは、試合を通じて枠内シュートが1本にとどまった。
守備が堅く、勝負強さにより最少得点差で勝つスタイルのアトレティコにとって、この3点差は極めて難しい状況だろう。