新たなる希望、バートン。アーセナル 対 バイエルン・ミュンヘン レビュー【2019-2020 プレシーズン | ICC】

アーセナル

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プレシーズンの2試合目、そしてICC(インターナショナル・チャンピオンズ・カップ)の初戦。因縁のバイエルンと対決。

 

プレシーズン2戦目は主力組がスタメンに勢揃い

試合結果

アーセナル 2ー1 バイエルン・ミュンヘン
49′ OG
71’ レヴァンドフスキ
88’ エンケティア

スタメン・フォーメーション

2019-2020プレシーズン ICC アーセナル対バイエルン・ミュンヘン

コロラド・ラピッズ戦を若手中心で臨んだアーセナルは、この試合ではレギュラークラスをスタメンに並べた。おなじみの4-2-3-1の布陣。

対するバイエルンは若手とレギュラークラスを混ぜたスタメンに。フォーメーションは4-3-3

試合の流れ

 

試合はアーセナルが優勢でスタート。右サイドに入ったオーバメヤンがサイドに開いたり内側にポジショニングしたりしてうまく絡み、アーセナルは右サイドから前進するシーンを作っていく。

徐々にバイエルンもSB、IH、WGで斜めのパスコースを作って前進し、さらにミュラーが下りてビルドアップをサポートすることで、ゴール前に近づくシーンを増やしていく。

前半はエジルミュラーに決定機があったもののお互い決めきれず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 

後半開始時、アーセナルはレノモンレアルに代えて、マルティネスコラシナツを投入。対するバイエルンは11人全員を一気に交代。

後半開始早々の48分、右サイド深くからオーバメヤンが折り返したボールをDFがクリアしきれず、オウンゴールでアーセナルが先制

バイエルンは後半も若手とレギュラークラスが混ざった構成であるものの、前線にレヴァンドフスキコマンニャブリが並んだことで、ゴール前での迫力を徐々に増していく。

63分、アーセナルはムヒタリアンウィロックに代えて、ネルソンバートンを投入。主力メンバーに混ぜてチェックしたいという期待の表れだろうか。

70分、右サイドからのクロスに合わせたレヴァンドフスキのヘディングシュートがゴールネットを揺らし、バイエルンが同点に追いつく

80分、アーセナルはラカゼットオーバメヤンエジルムスタフィに代えて、エンケティアジョン・ジュールスサカチェンバースを投入。ヤンガナが約半分の布陣に。

アーセナルはバイエルンの両サイドからの鋭い突破をマルティネスの好セーブなどで耐え続けると、85分過ぎに立て続けに決定機を迎える。

87分、左CKの流れからジョン・ジュールスのグラウンダーの折返しをエンケティアが押し込んでアーセナルが勝ち越しに成功。試合終了間際のヤンガナの奮闘でアーセナルが勝利を掴んだ。

 

主力組に収穫は無し。バートンにブレイクの兆し

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この試合がプレシーズンでの初出場となったジャカ左右のサイドへのミドルレンジのロブパスによる展開力はやはり貴重。来シーズンもジャカは欠かせない存在になるだろう。新キャプテンになるという噂も。

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オーバメヤンは試合序盤にポジショニングを内と外で使い分けるなどして効果的なプレーを見せていたものの、次第に同じようなプレーはできなくなり、チームとしても前進に苦労するように。しかし、カウンターでのスピードに乗ったドリブルや逆サイドからの攻撃に対してPA内に詰める動きで一定の貢献を果たした。

昨シーズン序盤は2列目に入る際には左サイドがほとんどであったが、昨シーズン終盤は右サイドで何度か起用された。イウォビが右サイドより左サイドでのプレーを得意とすることもあり、エメリはオーバメヤンを2列目で起用する際には右サイドで起用する考えなのかもしれない。

ビルドアップへの貢献という意味では多少改善の兆しが見えたものの、守備では中盤のサイドでのタスクを強いられるため、これがベストな起用法であるかはいまだ疑問が残る。

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レギュラークラスに混じり63分プレーしたウィロックは、いい意味で目立つことなくすんなりとプレー。特別ミスもなく、ボランチの4番手としてプレーできることをアピールしたのではないだろうか。

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コロラド・ラピッズ戦で好パフォーマンスを見せたバートンはこの試合も途中出場で入ると、わずか10分のあいだにロブのスルーパスを左サイド奥に2度通し、ポテンシャルの高さを見せつけた。さらに、左右どちらの足からも出せることも示し、大きなアピールとなっただろう。このプレシーズンでの最注目選手になったと言える。

 

最終ラインの守備はやはり不安。補強は噂通りに進むだろうか

ムスタフィのパフォーマンスにはやはり物足りなさを感じずにはいられず、コラシナツは攻撃でのアクセントに反して守備での軽さは変わらず。コマンのプレーがキレキレだったとはいえ、何度も突破を許したナイルズ

最終ラインの守備で不安な面が露呈した中、CBやSBの補強は噂通りに進むのだろうか。ベジェリンホールディングが戻ってくるとはいえ、長期離脱明けの選手に頼りすぎることはリスクが大きいと言える。

USツアーの間に新加入選手が決定して合流することは無いはずであるが、新たな選手の台頭や新しい起用法など、何か希望は生まれるだろうか。

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