アーセナルの2019-2020シーズンのスカッド・フォーメーションはこうなる?

2019年6月30日アーセナル

アーセナル2019-2020シーズンのスカッドとフォーメーション

CL復帰を目指すエメリ2年目の2019-2020シーズン。気になるスカッドとフォーメーションをチェックしよう。

 

2019-2020シーズンのアーセナルのスカッド

トップチーム(ホームグロウン&非ホームグロウン)

アーセナルのトップチームの暫定スカッドとして、22選手が名を連ねる。

・ホームグロウン:8名
・非ホームグロウン:14名
(規程では、スカッド全体の上限は25名非ホームグロウンの上限は17名

【FW】2名
オーバメヤンラカゼット

【MF】6名
エジルムヒタリアンイウォビジャカトレイラエルネニー

【DF】11名
コシェルニームスタフィパパスタソプーロスホールディングチェンバースマヴロパノス
モンレアルコラシナツベジェリンナイルズジェンキンソン

【GK】3名
レノマルティネスメイシー

ホームグロウン
オレンジ移籍の可能性

 

ナイルズマヴロパノスは、2019-2020シーズンからU-21扱いではなくなることに。

ホームグロウンは暫定で8名いるが、ジェンキンソンチェンバースらの去就も不透明であり、決して多いとは言えない状況である。

一方の非ホームグロウン枠は残り3名であるが、エルネニームスタフィが退団濃厚、エジルムヒタリアンらの去就も不透明であることから、枠の上限を意識する必要はあまりないかもしれない。

CLに復帰できず、夏の補強費用も多くを見込めない中、U-21メンバーに頼らざるをえないだろう。

 

U-21

U-21に該当する選手はトップチームのスカッドの人数としてカウントされず、無制限に起用できる。

※2019-2020シーズンは、1998/1/1以降に生まれた選手がU-21として扱われる。
(参考:プレミアリーグ公式

膨大な数の選手が登録されるため、有力選手のみ紹介。

※有力選手のみ ★新加入

FW:エンケティアヌワカリ、マルティネッリ
MF:ネルソンスミス・ロウゲンドゥージウィロックサカ
DF:メドリービエリク

 

昨シーズンもトップチームに帯同することがあったエンケティアウィロックに加え、ネルソンスミス・ロウの計4選手が2019-2020シーズンからトップチームに帯同することとなった。

ゲンドゥージは言うまでもなくトップチームでレギュラー争いをする立ち位置になるだろう。

また、昨季のELでポテンシャルを見せたサカメドリー、ローン先で活躍したビエリクらはどのような立ち位置となるだろうか。プレシーズンで一定のプレー時間を与えられた上で立ち位置が決まるかもしれない。

 

ローン移籍

2019-2020シーズンに他クラブへローン移籍する選手は以下の通り。

MF:ベン・シーフ →ドンカスター(英3部)
DF
オセイ=トゥトゥ →ボーフム
GK:イリエフ →ŠKFセレヂ

 

リヒトシュタイナーが退団し、ジェンキンソンも退団濃厚の状況で、右SBのオセイ=トゥトゥをローンで修行に。

 

2018-2019シーズン終了後に退団

2018-2019シーズン終了後にアーセナルを退団した選手たちは以下の通り。

FW:ウェルベック
MF:ラムジー →ユベントス
MF:デニス・スアレス ※ローン終了
MF:ギルモア →ノリッジ
DF:リヒトシュタイナー
DF:ブラモール
DF:プレゲズエロ →トゥエンテ
GK:チェフ ※引退

 

ついにラムジーが退団。さらにチェフも引退。ウェルベックは負傷による長期離脱のまま退団が決定し、リヒトシュタイナーも契約延長に至らなかった。

さらに、U-23チームでキャプテンを務め、トップチームのカップ戦でも可能性を見せるプレーを披露していたプレゲズエロのトゥエンテへの完全移籍が決まった。

3トップの採用も? ~アーセナルのフォーメーション考察~

4-2-3-1と3-4-2-1は引き続きベースとなるのか?

2018-2019シーズン フォーメーション別成績Arsenal_フォーメーション別成績_2018-2019シーズン

2018-2019シーズンには、8種類のフォーメーションを使い分けたエメリ。

しかし、まんべんなく使い分けたと言うよりは、ベースとなる4-2-3-1と3-4-2-1から出場可能選手や対戦相手に合わせてアレンジしたとも捉えられる。

新シーズンもこの2つのフォーメーションがベースになるのだろうか。メンバーを当てはめて選手層を確認してみたい。

4-2-3-1での選手層

アーセナルの2019-2020シーズン-フォーメーション-スカッド_4-2-3-1

各ポジションで選手が退団したことで、補強できていない段階では選手層の薄さが否めない。

特に2列目はラムジーウェルベックデニス・スアレスが抜けたことで、控えがいずれもU-21の選手という状況。さらにエジルムヒタリアンにも移籍の可能性があり、2列目は完全に入れ替えとなるかもしれない。

4-2-3-1で一番キーになるとも言えるトップ下であるが、ラムジーが抜けたことで本職はエジルのみとなる。ムヒタリアンに加え、ウィロックスミス・ロウもプレーできるかもしれないが、この選手層で4-2-3-1をどの程度採用するかは未知数。

全く採用しないことはないと思うが、ある意味エジルと心中するフォーメーションとも言える。エジルのコンディションや対戦相手に合わせてスポットで採用されるかもしれない。

 

3-4-2-1での選手層

アーセナルの2019-2020シーズン-フォーメーション-スカッド_3-4-2-1

前線とCBのメンバー構成を見ると、この3-4-2-1のほうがスカッドに合っていると言えるだろうか。

左SBにはティアニーの獲得を狙っているという噂があり、左SBの世代交代の意味合いの他、モンレアルを3バックの左CBとしてカウントしたい意図があるのかもしれない。

また、ウィロックはこのフォーメーションではボランチとして起用されるかもしれない。ネルソンスミス・ロウは4-2-3-1のサイドよりも3-4-2-1のシャドーのほうが良さが出る可能性もあるのではないだろうか。

 

4-3-3採用の可能性

アーセナルの2019-2020シーズン-フォーメーション-スカッド_4-3-3

今後の補強や退団によって変わるものの、今のスカッドで一番しっくりくるのは4-3-3ではないだろうか。サイドアタッカーの獲得を狙っている点にも矛盾しない。

中盤3枚が若干物足りないようにも見えるが、スミス・ロウをIH、ナイルズをIH&アンカー、チェンバースをアンカーなどでも起用できるはずである。

 

FWは1トップ?2トップ?DFは3バック?4バック?

フォーメーションを1つ2つに固定する可能性は少ないように思える。相手に合わせて対応する傾向は大まかには変わらないのではないだろうか。そう考えると、最終ラインは3バックと4バックを使い分けることが濃厚だろう。

Embed from Getty Images 

そして、アーセナルの一番の強みである2人のストライカーの起用法はどうなるか。強みを最大限に活かすために2トップをメインにするという考え方もあるかもしれないが、2018-2019シーズンと同じく、あくまで選択肢の1つという位置付けになるのではと考える。

理由のひとつはフォーメーション。2トップを採用するフォーメーションとして4-3-1-2、3-4-1-2、4-4-2などが考えられるが、前述した通りトップ下を置くフォーメーションをメインにする可能性は少ないだろう。また、4-4-2であればスカッドにもマッチしそうではあるが、今のボランチ陣の特徴では前線への関与が少なくて厚みのある攻撃を生み出せず、サイドアタッカー+2トップ頼みの攻撃になりやすいと考えられる。

そしてもうひとつの理由はFWの選手層オーバメヤンラカゼットがいくら優れており怪我も少なかったとしても、3番手がエンケティアという状況でシーズンを通して2トップをメインにしていくとは考えづらい。ネルソンを2トップの一角として起用する案もありえるが、それもあくまでもオプションのひとつに過ぎないだろう。ウェルベックのようにトップでもサイドでも起用できてオーバメヤンラカゼットと違う特徴を出せる選手がいればバリエーションも増えるが、なかなかそのような選手を見つけてくることは難しいだろう。

エメリの采配の特徴は2年目に変わるのか

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エメリの2018-2019シーズンの采配を見る限り、自分たちのやり方を貫くより、相手に合わせて対応する監督であることが明確である。それにより、TOP6との直接対決の内容・結果が改善されたとも言える。2019-2020シーズンもその傾向は大まかには変わらないだろう。

しかし、就任1年目のシーズンで、プレミアリーグの特徴を把握したり、所属メンバーの特徴や怪我人の状況に合わせて采配していく中で、仕方なくそうせざるを得なかった部分も多少あるかもしれない。

特にシーズン前半、ビルドアップ時の数的優位の作り方にバリエーションを持たせたり左右のサイドでオーバーロード&アイソレーションの関係を作ったりしており、戦術的に仕込んで浸透させていくことを全くやろうとしない監督というわけではないだろう。シーズン中盤辺りからその傾向が薄まったように見えたのは、ホールディングやベジェリンの長期離脱も影響しているかもしれない。

自分たちの質的優位を活かすための戦術を成熟させていくこと相手に合わせて柔軟に対応できるように幅広いやり方を底上げしていくこと、それらのバランスが2年目にどうなるのかが注目ポイントとなる。

 

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