新世代の躍動で森保JAPAN初陣勝利!!日本 対 コスタリカ レビュー【日本代表2018】

日本代表

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森保JAPANの初陣となったコスタリカ戦。若いながらも欧州で活躍している選手たちを積極的に起用した。

日本対コスタリカ 試合結果とフォーメーション

試合結果

2018/9/11 KIRIN CHALLENGE CUP2018

日本 3-0 コスタリカ

16分 OG

66分 南野

93分 伊東

9/11 日本対コスタリカのフォーメーション

森保監督の定番である3-4-2-1の可能性もあったものの、選手たちのやりやすさを考慮したのか4-4-2を採用南野がシャドー気味の4-4-1-1ともいえる。

1.5列目、2列目には、ワールドカップのメンバー入りも熱望されていた中島堂安に加えて南野という、若いながらも欧州で結果を出し始めている選手たちが並んだ。

 

積極的なプレーを見せた中島、堂安、南野

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10番を背負った中島が、ワールドカップメンバーから落選した悔しさを晴らすかのように躍動。左サイドでボールを受けると、すぐに相手DFに正対し、中にも外にも切り込むキレを何度も見せて、再三チャンスを作った。相手を交わしてからのクロスの質も高く、アシストになりそうなシーンも作った。今後も間違いなく攻撃陣の中でキープレイヤーになるはずであり、周りとの連携が合ってくれば、より得点に絡む活躍をする可能性が高いだろう。

右サイドに入った堂安は、前半こそそれほど効果的なプレーができなかったものの、後半は中に切り込んで惜しいシュートを放つなど、自身の持ち味をアピールした。

シャドー気味のポジションに入った南野は、体を張ってボールをキープしたり、積極的に前を向いて仕掛けたり、終始アグレッシブにプレー。小林とも良い距離感を保ち、得点以外でも小林の落としからハーフボレーで惜しいシュートも放った。

中島堂安南野の3人に共通して言えるのは、ゴールへ向かう姿勢1対1の勝負を仕掛ける意欲が高い点である。3人とも常に前を向くことを意識して簡単にボールを下げず、前を向けば、まずはゴール方向に向かってドリブルをし始め、目の前のDFを突破することを最優先で考えてプレーしているように見える。そのアグレッシブさは若いうちに欧州で揉まれる中で身に着けた姿勢だろう。

組織としての連動性はこれから向上させていく必要があるが、フィニッシュにつなげる最後の局面では、必ずどこかで個の勝負で勝たなければ、崩しきることができないはずである。個で突破する意欲とスキルを持った選手がこれだけ日本代表に出てくれば、日本代表はまた新たな段階に進むことができるかもしれない。

 

フィニッシュよりもチャンスメイクで貢献した小林悠

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1トップでスタメン出場した小林悠であるが、右サイドに開いたり、2列目の選手たちが追い越す動きの起点となったり、どちらかと言えばチャンスメイクで貢献したと言えるだろう。監督が求めた通りの動きであったかはわからないものの、2列目に得点が取れる選手たちが並んでいるため、必ずしも自分が得点するのにこだわる必要が無く、もともと動きながら幅広くプレーすることが得意な選手であるため、自身の特徴を表すようなプレー内容になったのではないか。

FWのポジション争いで言えば、大迫武藤が軸になっていく可能性が高く、小林が今後も招集されるかは厳しい立ち位置ではあるものの、タイプの違いを活かしてアピールすることは十分に可能だろう。

後半にパフォーマンスを上げた青山と遠藤

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森保監督のやり方をよく知るベテランの青山がキャプテンとしてボランチでスタメン出場。また、コンビを組んだのはベルギーに移籍してボランチでプレーしている遠藤。前半は相手の強いプレスに苦しみ、ビルドアップから効果的なプレーがなかなかできないシーンが多かったものの、ハーフタイムで修正したのか、後半は2人ともパフォーマンスを上げた。

青山得意のロングパスやサイドへの速いパスをダイレクトで出すシーンが増えて攻撃の起点となり、遠藤より前線に絡むポジショニングを取るようになり、2点目をアシスト。

まずまずのパフォーマンスを見せた2人であるものの、このポジションには柴崎大島も控えており、組み合わせ含めて、今後もいろいろと試していくことになるだろう。

短い時間ながら結果を出した伊東純也

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わずか10分弱のプレーであったものの、右サイドを突破するシーンを3回ほど見せ、最後には見事にゴールを奪うパフォーマンスを見せた伊東純也。的確なポジショニングで相手DFと駆け引きをしつつ、ボールが出てくると持ち前のスピードで一気に相手の裏を取るプレーを見せた。途中から右SBに入っていた守田とも同じイメージが共有できていたはずであり、守田からイメージ通りのパスが出てきたことも大きいだろう。

2列目は多くの選手がアピールしており、厳しいポジション争いになることは間違いないが、Jリーグでも屈指のパフォーマンスを見せている伊東純也もそこに絡んでいくポテンシャルは十分にあるだろう。

 

10月の2連戦では更なる向上を見せられるか

10月、11月には同じくKIRIN CHALLENGE CUPとして2戦ずつ強化試合が組まれている森保JAPAN。ロシアワールドカップのレギュラー組がどこで呼ばれるのか注目であり、また、新たなメンバーが呼ばれる可能性もあるだろう。

チームとしても徐々に骨格を作っていく必要があり、得意の3-4-2-1を徐々に選手たちに落とし込んでいくかもしれない。森保JAPANがどのように進化していくのか、非常に楽しみである。