プレミア新規参入となる注目のMF7選手のスタッツ比較【2018/19シーズン】

2018年8月30日プレミアリーグ

プレミアリーグのMF7選手のスタッツ比較

 

プレミアリーグへ新規参入となる注目のMF7選手

今夏も多くの選手のプレミアリーグへの移籍が決まった。なかでも注目は、飛躍を目指すMF7選手たちである。

  • ジョルジーニョ(26)
    ナポリ→チェルシー

  • コバチッチ(24)
    レアル・マドリー→チェルシー(ローン)

  • ナビ・ケイタ(23)
    ライプツィヒ→リバプール

  • ゲンドゥージ(19)
    ロリアン→アーセナル

  • フレッジ(25)
    シャフタール→マンチェスターU

  • セリ(27)
    ニース→フルハム

  • ルベン・ネヴェス(21)
    ※イングランド2部から昇格

いずれも中盤の中央をメインポジションとする選手たちであり、激しいプレミアリーグの試合で攻守においてどこまでその能力を発揮できるか要注目となる。

第3節終了時までのスタッツ比較

注目の7選手たちの第3節終了時までのスタッツを比較していきたい。

注目のMF7選手の第3節終了時のスタッツ比較プレミア新加入MFデータ 第3節

出場時間

プレミアの移籍期限最終日にチェルシーへの移籍が決まったコバチッチが少し出遅れたものの、その他すべての選手が主力として3試合に出場している。

コバチッチも第3節ではスタメンで起用されており、徐々にフィットして評価が上がってきていると言えるだろう。

 

ゴール

ジョルジーニョセリネヴェスがすでに1ゴールを決めている。特にセリネヴェスは強烈なインパクトを残すゴールを決めている。

セリのバーンリー戦での先制点となるPA外からのミドルシュート

ネヴェスのエバートン戦での直接フリーキック

チャンスメイク、ゲームメイク

ネヴェスはゴールを決めたエバートン戦で、クロスからアシストも決めている。

また、ひときわ目立つスタッツがジョルジーニョパス数であり、3試合で300本を超えるパス数をすでに記録している。当然ながらこれはリーグトップの数字である。

ニューカッスル戦では一人で158本のパスを成功させており、対戦したニューカッスルの11選手の合計パス数を一人で上回るという驚異の記録を達成している。

サッリとともにプレミア上陸を果たしたジョルジーニョであるが、プレミアリーグの強度やプレースピードの中でもそのスタイルは全く変わっておらず、ワールドクラスのボランチであることを証明していると言えるだろう。

同じくチェルシーのコバチッチは、第2節のアーセナル戦で途中出場すると、約30分の出場ながら42本のパスを繰り出しており、なんとパス成功率100%を記録した。ジョルジーニョと同じく、サッリのスタイルに完全にフィットした選手となるだろう。

さらに、数字はそれほど目立ってはいないが、アーセナルの19歳ゲンドゥージも注目すべきパフォーマンスを見せていると言える。第2節のチェルシー戦ではパス成功率93.9%を記録。ゴールには結びつかなかったものの、ベジェリンへの高速かつピンポイントなスルーパスは見事であった。

守備

注目のMF7選手の第3節終了時のスタッツ比較プレミア新加入MFデータ 第3節

守備に関しては、アーセナルのゲンドゥージが予想外の健闘を見せている。守備に難ありという評価の声が多いゲンドゥージであるが、スタッツを見る限りは一定の結果を出していることは間違いないだろう。インターセプト数10回については、第3節終了時点でリーグトップの数字である。

実際のプレー内容を見ると、タックルやインターセプト数が多いのを裏付けるように、アグレッシブにボールホルダーに寄せる場面が多い。しかし、ボール奪取に成功する場面もあるものの、あっさりとかわされてピンチにつながる場面もいくつかあった。そのあたりはスタッツとしては現れにくいものの、今後の課題であると言えるだろう。

また、守備で逆にマイナスの印象となってしまっているのがマンチェスター・ユナイテッドのフレッジである。これまで、デュエルの勝利が6回に対して、デュエルの敗北が21回となっている。チーム全体の不調が影響している部分もあるかもしれないが、プレミアリーグの強度にこれからフィットしていき改善する必要があるかもしれない。

 

第3節終了時までのtwelveデータによる比較

次に、twelve.footballのデータを引用して、MF7選手のプレーを比較していきたい。

出場時間当たりのポイントランキング

MF比較_第3節まで_twelve

出場時間当たりのポイントでランキングにすると、ジョルジーニョセリコバチッチと続いて、ゲンドゥージが最下位となった。

ジョルジーニョコバチッチAttackポイントが高く、攻撃面での貢献度が高いことが表れている。また、最下位のゲンドゥージはDefenceポイントは高いものの、Attackポイントは物足りなく、さらにShotsポイントが無いことが大きく響いている。(スタッツを見るとゲンドゥージは3本のシュートを打っているが、twelveのアルゴリズムとしては効果的ではないと判断されたのだろう。)

ジョルジーニョのアクションマップ

【アクションマップの見方】
緑:攻撃 赤:守備 黄:オフザボール 

濃い丸:高ポイント
×:マイナスポイント(ミスプレー)
★:ゴール

ジョルジーニョの第3節までのtwelveアクションマップ

ジョルジーニョのアクションマップを見ると、ファイナルサードの境界当たりでの効果的なプレーが多く、また、守備でもしっかりと貢献できていることがわかる。また、サイドに開くことはほとんどなく、中央でのプレーが多い。

セリのアクションマップ

セリの第3節までのtwelveアクションマップ

セリのアクションマップを見ると、プレーエリアの広さが確認できる。オフザボールの動きは中央よりもサイドで多いことがわかる。ジョルジーニョと同様に、ファイナルサードの境界当たりでの効果的なプレーが多い。

コバチッチのアクションマップ

コバチッチの第3節までのtwelveアクションマップ

コバチッチのアクションマップを見ると、出場時間が少ないためにアクションの数は少ないが、左IHの位置で多くのプレーに関与していることがわかる。

ケイタのアクションマップ

ケイタの第3節までのtwelveアクションマップ

ケイタのアクションマップを見ると、左サイドを中心にしており、さらにPA近くでもプレーに関与していることがわかる。ハーフウェーライン付近の守備での貢献度も高い。

ネヴェスのアクションマップ

ネヴェスの第3節までのtwelveアクションマップ

ネヴェスのアクションマップを見ると、重心は少し低めであり、特に守備での貢献が目立つ。ただし、同様に守備での深い位置でのミスも目立ってしまっている。

フレッジのアクションマップ

フレッジのアクションマップを見ると、7選手の中で一番プレーエリアが広いことがわかる。攻撃でもPA付近で貢献するプレーがあるものの、全体としては攻撃での効果的なプレーが少し少ないと言えるだろう。

ゲンドゥージのアクションマップ

ゲンドゥージの第3節までのtwelveアクションマップ

ゲンドゥージのアクションマップを見ると、ミドルサードでのプレーが多いことがわかる。ビルドアップの起点となるプレーが多いため、PA付近での効果的なプレーはほとんど無い。守備では、右サイドの高い位置で効果的なプレーがいくつか見られる。

 

期待のMF7選手はプレミアで活躍できるか?

注目すべき7選手たちは、いずれもここまで順当なパフォーマンスを発揮していると言えるだろう。しかし、試合を重ねるにつれて、プレミアの強度の高い試合が続くプレッシャーや相手の対策などもあり、好パフォーマンスを続けるのは容易ではないはずである。

しかし、この選手たちはいずれも世界でもトップレベルのポテンシャルを持っており、プレミアリーグの舞台でさらに飛躍する可能性は十分にある。期待のMF7選手から今後も目が離せないだろう。

ルベン・ネヴェスについて、こちらの記事でも紹介しています。