PK戦までもつれ込む!アーセナル 対 バイエルン【2017 ICC】
試合結果
2017/07/19 インターナショナル・チャンピオンズ・カップ
アーセナル 1-1 バイエルン
7分 レヴァンドフスキ
93分 イウォビ
(PK戦 3-2)
スターティングメンバー
試合経過
序盤からバイエルンが攻勢に出て、シュートまでつなぐシーンが目立つ。
7分、ナイルズがベルナトを倒して、PK!これをレヴァンドフスキが決めて、バイエルン先制!
11分、ウェルベックが左サイドでボールを受けると、中央へのボールに走り込んだエジルがダイレクトで合わせるも、これはGKの正面。
31分、エジルのスルーパスからラカゼットが抜け出して1対1のチャンスを迎えるも、シュートはシュタルケに弾かれゴールならず。
41分、リベリーのパスからハメスがPA内でボレーシュートするも、これはチェフがファインセーブ。
42分、OUT:コラシナツ IN:ネルソン
47分、リベリーがPA深くまで進入すると、チェフが飛び出したところで中に折り返し、ハメスが詰めるも、ジャカが間一髪でクリア。
後半開始。両チームともに数名選手交代。
バイエルン OUT:ミュラー、ハビ・マルティネス、シュタルケ IN:コマン、レナト・サンチェス、フリュヒトル
アーセナル OUT:コクラン、エジル、ラカゼット、ビエリク IN:ウォルコット、イウォビ、ウィロック、ブラモール
後半もバイエルン優勢で試合が進む。
62分、OUT:ジャカ IN:ラムジー
64分、OUT:レヴァンドフスキ、ハメス IN:パントビッチ、バインツハイマー
71分、OUT:チェフ IN:マルティネス
73分、OUT:ウェルベック IN:エンケティア
74分、OUT:リベリー、トリッソ、ラフィーニャ IN:ゲッツェ、フリーデル、ドルシュ
93分、中盤でイウォビがボールを奪うと、ドリブルで中央突破し、左のラムジーへ。ラムジーが浮き球で中央に折り返すと、イウォビがダイレクトでヘディングで合わせて、アーセナル同点!
同点で後半終了。PK戦へ。
バイエルン1人目、アラバ。マルティネスが止める。×
アーセナル1人目、ラムジー。ほぼ正面に決める。○
バイエルン2人目、フンメルス。左に決める。○
アーセナル2人目、エルネニー。フリュヒトルが止める。×
バイエルン3人目、コマン。左に決める。○
アーセナル3人目、モンレアル。右上に決める。○
バイエルン4人目、レナト・サンチェス。バーに当てて、ゴールならず。×
アーセナル4人目、イウォビ。左に決める。○
バイエルン5人目、ベルナト。マルティネスが止める。×
アーセナルがPK戦の末、バイエルンに勝利!!
内容ではバイエルンが圧倒
アーセナルは集団食中毒の影響もあり、限られたメンバーで試合に臨む。一方のバイエルンは、特に前線に主力を起用したことで、アーセナルの急造3バックを突いて、チャンスを多く作った。前半はバイエルンが圧倒するものの、チェフの好セーブもあり、PKの1点のみに終わる。アーセナルは単発のチャンスが2回ほどのみで、全体的に攻撃の形を作ることはできずに前半を折り返した。
後半は両チームともに若手を多く試す。アーセナルは、シドニーでの2連戦で若手がそれぞれ特徴を活かしてアピールに成功したが、バイエルン相手ではなかなか力を発揮することができず、終盤はラムジーとイウォビしかボールを収められなかった。それでも、最終的にはPK戦まで持ち込み、マルティネスの活躍もあってアーセナルが勝利した。
結果として、シュート数は21対7とバイエルンが圧倒。チェフの好セーブが3本くらいあり、さらに失点があってもおかしくなかった。バイエルンの新加入のハメスは積極的にプレーし、多くのチャンスに絡む活躍をしていた。アーセナルとしては、3-4-2-1を継続的に採用しているが、ウェルベックやウォルコットが前線で機能しているとはいえず、ラカゼットも連携面ではまだまだであるため、サンチェスの去就が不透明な中、プレシーズンでどこまで前線の形を作り上げることができるかが重要となるだろう。