シティの新システム!マンチェスター・シティ 対 レアル・マドリー【2017 ICC】
試合結果
2017/07/27 インターナショナル・チャンピオンズ・カップ
マンチェスター・シティ 4-1 レアル・マドリー
51分 オタメンディ
58分 スターリング
66分 ストーンズ
80分 ディアス
90分 オスカル
スターティングメンバー
試合経過
24分、デ・ブライネの鋭いグラウンダーのスルーパスで抜けたアグエロがPA内右から強烈なシュートを放つも、ナバスが弾いてゴールならず。
シティペースで試合が進む。
37分、ベンゼマがPA内でDF2人をドリブルでかわし、強烈なシュート。これはエデルソンが弾いてセーブ。
後半開始。
レアル OUT:ナバス IN:カシージャ
シティ OUT:アグエロ、フォーデン、コンパニ IN:ナスリ、スターリング、マンガラ
51分、シティの右コーナーキック。ストーンズのヘディングシュートをGKが弾いたこぼれ球をオタメンディが押し込み、シティ先制!
57分、スターリングが抜けだしPA右深くまで進入してシュート。ファーに狙ったシュートは枠を外れる。
58分、デ・ブライネのスルーパスで抜けたスターリングがPA右深くからニアサイドにシュートを突き刺し、シティ追加点!
61分、レアルがフィールドプレイヤー10人を入れ替える。
IN:バスケス、ジョレンテ、アセンシオ、セバージョス、マジョラル、バジェホ、オスカル、テヘロ、アクラフ、テオ・エルナンデス
65分、PA手前左からのフリーキックをデ・ブライネが直接狙う。カシージャが弾いたボールがポストに当たるも、これはゴールならず。
66分、ショートコーナーの流れから、デ・ブライネのパスをストーンズがダイレクトでシュートし、これがゴール左に吸い込まれる。シティ3点目!
67分 OUT:ジェズス、デ・ブライネ、ウォーカー IN:ディアス、ジンチェンコ、デュハニー
72分、左のアセンシオからの浮き球パスにバジェホがゴール前でダイレクトで合わせるも、これはクロスバーの上を越える。
78分 OUT:ダニーロ、ヤヤ・トゥーレ、オタメンディ、エデルソン IN:サネ、ロバーツ、アダラビオヨ、グリムショー
80分、ディアスがロバーツとのワンツーでバイタルエリアでボールを持つと、左足からのミドルシュートを突き刺し、シティ4点目!
88分、アクラフがPA内右から打ったシュートは右ポストに当たりら、ゴールならず。
89分、オスカルが約30メートルのところから意表を突くミドルシュート。これはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれる。レアルが1点返す。
シティの勝利で試合終了。
シティが新フォーメーションでアグエロとジェズスが共存
シティが新フォーメーションの3-3-2-2を披露。3バックの前にアンカーでヤヤ・トゥーレ。左右のWBに新加入のウォーカーとダニーロ。前線は2トップにアグエロとジェズス(ジェズスはシャドー気味で動き回る)。
ペップの戦術らしく、両WBが内側にしばしば絞って後方からのビルドアップに貢献し、前線にボールが渡ると、アグエロ、ジェズス、デ・ブライネの連携で崩すことを狙った。ボールキープはしたものの、前線で完全に崩した場面はそれほど多くなかった。WBの攻撃参加もあったほうがより強力であり、WBのオーバーラップのタイミングについては、これからさらに向上していくだろう。後半になると、前線がジェズスとスターリングのコンビに変わり、2人ともより縦横無尽に動き回り、デ・ブライネからのパスでチャンスを作った。
やはりペップの戦術では、運動量があり何度も動きなおせるジェズスのほうがアグエロよりも戦術面でフィットしそうである。スターリングも好パフォーマンスを見せ、デ・ブライネも1つ前のポジションを務めることもできるだろう。そしてこの戦術であれば、獲得が噂されるサンチェスがフィットしそうでもある。
守備面では、この試合はそれほどピンチは無かったが、後方からのビルドアップ時に素早いプレスで狙われる場面があり、やはり守備陣のボールタッチ技術が要求される戦術となっている。ショートカウンターなどを受けた際に3バック+GKで守り切る守備と、WBが運動量豊富で攻守に貢献することが必須となるだろう。
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