アウェイで貴重な勝利!新潟 対 川崎F レビュー【2017J1第21節】
試合結果
2017/08/09 J1 第21節
新潟 0-2 川崎F
39分 小林
62分 中村
スターティングメンバー
試合経過
序盤、新潟がバイタルエリアをうまく使い、シュートまで数本つなぐ。
8分、川口がグラウンダーで前線に斜めのパスを入れると、タンキが落として、走り込んだチアゴがPA内でシュートまで持ち込むも、これはゴールを外れる。
20分頃からフロンターレが主導権を握り、ボールを支配する展開になる。
39分、車屋が左サイドでDF2人を置き去りにして左サイド深くまで進入すると、折り返したマイナスのパスに小林が合わせてゴール。フロンターレ先制!
フロンターレが1点リードして、前半を折り返す。
53分、車屋がボールを奪うと、憲剛につないで一気にカウンター。憲剛が左に開いた阿部に渡すと、阿部が中に折り返したボールを憲剛がダイレクトでスライディング気味にシュートを打つが、これはゴールに右に外れる。
56分 OUT:長谷川 IN:登里
61分、左サイドで登里がネットとのワンツーでPAに進入すると、中への折り返しを憲剛が左足でダイレクトで合わせたシュートは、GKの手を弾いてゴールに吸い込まれる。フロンターレ追加点!
64分、フロンターレのクリアを川口が拾うと、中央のチアゴにパス。チアゴはDFを背負いながらキープし、落としたボールを磯村がダイレクトで打ったシュートは鋭くゴールに飛ぶものの、ソンリョンがファインセーブでなんとか防ぐ。
72分 OUT:憲剛 IN:森谷
86分 OUT:阿部 IN:エドゥアルド
93分、新潟の左コーナーキックをフロンターレが弾くものの、右サイドでこぼれ球を拾った伊藤が左足でクロスをあげる。ファーサイドにいた大武がヘディングで合わせたシュートはソンリョンがなんとか指に当てると、これがバーに当たり、惜しくもゴールならず。
そのまま試合終了して、フロンターレがアウェイで勝利を掴む。
過密日程のアウェイで貴重な勝利も、守備には課題か
継続して同じ11人をスタメン起用してきたが、この試合では2枚変更。エドゥアルドに代えて奈良、登里に代えて長谷川をスタメン起用する。序盤は新潟のペース。堅い守備でフロンターレの攻撃を抑え、ボールを奪うと積極的な攻撃でシュートまでうまく運んだ。フロンターレも20分頃からペースを掴むと、いつも通りボールを支配して、守備の穴を探りながら攻撃する展開。すると39分、車屋の突破から最後は小林が合わせてフロンターレが先制。後半に入り、継続して左サイドを中心に攻める場面が続くと、交代で入った登里を起点に最後は憲剛が決めて、2点差を付ける。しかしその後の試合終了までの30分、新潟が攻勢に出て、フロンターレは守備に追われる形となる。エドゥアルドも投入して守備を固めたものの、危険な場面を数回作られ、ソンリョンがスーパーセーブを連発して、なんとか失点0に抑えて勝利を掴んだ。
結果的には2-0での勝利となったものの、ソンリョンのセーブで2,3点救われた形だろう。厳しい試合結果が続いていた中での勝利は大きいものの、守備面では課題が多いと思われる。次は、ホームに首位鹿島を迎える大事な一戦。攻守ともに手堅い鹿島を相手に、簡単な展開には絶対にならないはずである。優勝争いに食い込むためには、なんとしても勝ち点3を取りたい試合。再び自信を取り戻し、結果を出し続けることを期待したい。