再開後の貴重な勝利!アーセナル 対 ボーンマス レビュー【17-18プレミア第4節】
試合結果
2017/09/09 プレミアリーグ第4節
アーセナル 3-0 ボーンマス
5分 ウェルベック
27分 ラカゼット
49分 ウェルベック
スターティングメンバー
試合経過
5分、左サイドでラムジーとコラシナツの連携からコラシナツが抜け出すと、PA左からあげたクロスにウェルベックが体勢を崩しながら合わせてゴール。アーセナル先制!
27分、エジルの鋭い縦パスをウェルベックが落とすと、ラカゼットが狙い澄ましたシュートはゴールネットを揺らす。アーセナル追加点!
アーセナルは左サイド奥をウェルベック、エジル、コラシナツが使って、起点を作る。
36分、GKへのバックパスをウェルベックが詰めてこぼれたところをラカゼットが狙うも、これはベゴビッチが防ぐ。
アーセナルが2点リードして前半を折り返す。
47分、デフォーのヘディングシュートは右ポストに直撃。跳ね返ったボールを再度狙うもこれはゴールならず。
49分、ボールを奪ってショートカウンターから、ラムジーが左に流れるウェルベックに出すと、ウェルベックはうまくゴール右隅を突くシュートを決めて、アーセナル3点目。
66分 アーセナル OUT:ラムジー IN:コクラン
74分 アーセナル OUT:ラカゼット、ウェルベック IN:ジルー、サンチェス
80分、コクランが負傷し、プレー続行不可能なため、交代枠が残っていないアーセナルは10人に。
そのままアーセナルが逃げ切って、勝利を掴む。
重要な再開後初戦で勝利を掴んだアーセナル
リバプールに惨敗した後に国際Aマッチデーを挟んで再開後の初戦となったボーンマス戦。チェンバレンが移籍するもヴェンゲルはこれまで同様に3バックを選択。残留したサンチェスはコンディションを考慮してベンチスタート。
アーセナルは、序盤から優勢に試合を進めると、5分に早々に先制に成功。その後も、前からの素早いプレスと3バック横のスペースをうまく突く狙いで、アーセナルペースで試合を進めると、27分にラカゼットが冷静なシュートでゴールネットを揺らし、追加点。そのまま危ない場面は無く、2点リードして前半を折り返す。
後半早々、ショートカウンターから決定的な3点目を奪うと勝負あり。ボーンマスは途中で4バックに変更して流れを変えようとするも、アーセナルがそのまま試合を優勢に進めて、3-0で勝利を掴んだ。
3バックを継続するヴェンゲル。ラカゼットとコラシナツには期待大
3バックを継続したものの、これまでと異なるのは、コラシナツを左WB、ムスタフィを3バック中央で起用した点。ようやく本来のポジションで起用されたコラシナツは、さっそくアシストをマークするのみでなく、何度もオーバーラップして左サイドからの攻撃を活性化させ、守備でも安定感を見せた。3バックでも4バックでも、左WB,左SBのスタメンはコラシナツで固定すべきで、周りとの連携がさらに向上してプレミアにもフィットすれば、さらに活躍できるポテンシャルを持っているだろう。
この試合ではウェルベックが2得点でアピールしたものの、やはりラカゼットのシュート技術の高さは目を見張るものがある。周りとの連携も徐々に合ってきており、サンチェス、エジル、ラカゼットの同時起用が待ち遠しいほか、ジルーとラカゼットの共存についても、是非とも試してほしい。
相手がボーンマスであったため、プレスも有効に機能し、攻撃も各選手の技術の高さで上回ることができたが、相変わらずボランチのラムジーは常にゴール前にいてバランスを崩す原因になるし、ジャカのパスミスも目立ち、チーム全体の成熟度は依然として低いままだろう。この選手層でも3-4-2-1の成熟を目指し続けるのか、4バックに戻して再構築するのか、その判断の結果は次節のビッグロンドンダービーでわかることだろう。