慣れ親しんだ4バックの成熟度の確認【日本代表/スイス戦プレビュー】

日本代表

貴重な腕試しとなるスイス戦

ワールドカップ前のテストマッチは残り2試合。相手はFIFAランク6位強豪スイス。飛びぬけたワールドクラスの選手はいないものの、いずれも欧州の4大リーグで活躍する選手たちが揃っている。

ボランチから高精度のロングパスを繰り出すアーセナルのジャカ、運動量豊富な両SB、アーセナルに移籍決定したリヒトシュタイナーとミランのリカルド・ロドリゲス、強烈な突破力を誇るストークシティのシャキリ、FWでもサイドでもプレーできるパワフルなプレーが持ち味のシャルケのエンボロ

間違いなく格上との一戦となるスイス戦で、日本代表はワールドカップに向けて期待をもたせる内容と結果を示すことができるか。

予想スタメン:4-2-3-1が濃厚。ボランチは大島と長谷部か

3-4-2-1で臨んだ西野ジャパンの初戦のガーナ戦と異なり、この試合では4-2-3-1を採用することが濃厚。3バックは1つのオプションと西野監督が明言しており、この4-2-3-1が基本フォーメーションとなる可能性も十分にある。ハリル時代から慣れ親しんだ4-2-3-1でこの選手たちがどこまでの連携を見せられるかを確認するだろう。

一番のキーポイントボランチのペアのパフォーマンスか。この試合では大島長谷部が起用されることが濃厚。やはりバランスをとることができる長谷部は欠かせず、ガーナ戦で好パフォーマンスを見せた大島とのペアは、一番安定する可能性が高い。長谷部が隣にいることで、大島はよりアグレッシブにプレーすることが可能だろう。これまでの合宿で周りの選手たちとの連携も向上しているはずであり、鋭い縦パスが前線に入るシーンがより多く見れるかもしれない。守備の激しさでは少し劣るかもしれない2人であるが、どこまで守れるかも注目である。

ポイントは、本田のトップ下と原口の右サイド起用

久しぶりにトップ下での起用が濃厚な本田。コンディションは悪くないかもしれないが、ボールを持ちすぎる傾向は変わっておらず、その特徴がチームにとってプラスになるかどうかがポイントになる。トップ下でキープ力を生かせるのはメリットであり、大島長谷部から縦パスを受けてキープし、FWと両サイドの3枚にうまくつなぐことができれば、チャンスを作り出すことができるだろう。強豪スイスの中盤とDF陣相手にどこまでキープできるか、またどこまで周りと息の合ったプレーを見せられるかがポイントである。

2列目右サイドに入ることが濃厚な原口。これまでは左サイドで常に起用されており、以前右サイドで出場した際のパフォーマンスが左サイドとは雲泥の差があったため、この起用が成功するかは1つのポイントである。豊富な運動量で攻守に貢献できる原口は間違いなくレギュラーとして起用したい選手であるが、宇佐美なども左サイドをメインとしているため、原口の右サイドでの起用に目途が立つと、日本代表にとって非常にプラスとなる。器用な宇佐美が左サイドに入れば、試合中に左右を入れ替えるといったことも可能であるだろう。

23人発表前のガーナ戦と異なり、メンバーが確定して合宿を重ねてから臨むこの試合はワールドカップに向けて試金石となるだろう。本大会での戦いが期待できるパフォーマンスを見せてほしい。